留学生ライター・スペッシャル「日本語学校の先生に伝えたいこと」

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弊社にインターンシップとして上海からの留学生が来たので、記事を書いてもらいました。

私は上海からの留学生です。日本に来て2年半になりました。2年間、日本語学校で勉強しました。そして、今、日本の専門学校で学習しています。これから、私が周りの留学生の友達から集めた、「日本語学校の先生に言いたいこと」を紹介します。

 

index


①学生A:「日本文化や、今日本で流行っていることをもっと教えてほしい!」


理 由

学校の先生はただ教科書を読んで、文法、単語などを教えてくれます。確かに、これは日本語教育で一番重要なポイントです。でも、学生にとって、ちょっとつまらないんです。できれば、もっと日本の文化とか、特別な習慣とか、面白いニュースとか、日本で今流行っていることなどを教えていただきたいです。

 


②学生B「先生たちの話すスピードはもっと自然なほうがいい。」


理 由

たぶん、学生にわかりやすくするため、日本語学校の先生はわざと話のスピードを遅くし、話し方も変えます。確かに、初心者には、とても聞き取りやすいのですが、2年生は、ちょっとバカにされたみたいな感じを持ってしまいます。みんなの日本語がだんだん上手になったら、スピードと話し方はもっと自然なほうがいいかもしれません。

 


③学生C:「若い先生が欲しい!」


理 由

日本語学校の先生はだいたい35才以上です。特に男性は、40代以上の先生が多いです。留学生にとって、日本語学校は最初に、日本人に接触する場所です。つまり、日本語学校の先生に対する印象は日本人に対する第一印象です。確かに、年上の先生は教師としての経験が豊富ですが、若い先生のほうが友達になりやすく、同級生みたいな感じで、勉強上の問題でもいいし、生活の悩みでもいいし、もっと相談しやすいと思います。かわいいかどうか、カッコいいかどうかはともかく、若い先生が欲しいです。

 


④学生D:「週末/夏休み、どこに行きましたか?」という質問をもう聞かないでください。


理 由

先生はみんな「週末/夏休み、どこに行きましたか?」という質問が好きです。特に、長い休みから学校に戻ったら、1日に4回5回と答えさせられます。そんなに面倒くさくはないですが、これはプライバシーの問題なので、言いたくない学生もいて、ちょっと困っています。それに、留学生の生活は、先生たちが思っているほど、そんなに豊富ではありません。多くの留学生は休みの日にバイトしたり、買い物したり、家でごろごろしています。たまに旅行もしますが、特別な予定はあまりないので、先生たちはもう聞かないでいただきたいです。

 


⑤学生E:「ダジャレを話さないでください。」


理 由

私の日本語学校のある先生は、ダジャレが大好きです。授業の時、よく不意にダジャレを喋って、自分で笑います。でも、国の文化が違うので、先生がどうして笑ったのかよく理解できません。先生はとても嬉しそうな感じで、みんなは先生のため、何もわからないまま一緒に笑うということがいっぱいあります。先生がどう感じているのかちょっとわからないのですが、でも、学生にとって、気まずいです。ダジャレを通して、日本の文化を学習することができるかもしれませんが、日本語学習の初級段階で、ダジャレを話さないほうがいいかもしれません。

 

実は、みんなが先生に一番言いたいことは「ありがとう」です。私たちは先生から、いろいろなことを教えていただき、いつもお世話になっています。本当にありがとうございます。以上、留学生の友達から集めた、「日本語学校の先生に言いたいこと」でした。

 

チョウウン

1989年上海生まれ、上海育ち。2014年7月に来日し、現在、専門学校で日本語通訳ビジネスを勉強している。日本で翻訳に関する仕事で就職するため奮闘中。ゲームや化粧品が大好き。

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